2018/06/29 09:17

「真鍮の器」を食器としてご使用される場合の、使い方やお手入れの仕方をご紹介いたします。
1.使い始めにやること
◯洗う
製造工程中についた埃などを落とすため、使用の前は洗って、水気を取ります。水気はサビの原因となります。洗ったら、早めに水気を取ってください。
2.上手な使い方
◯食品を長時間つけたままにしない
真鍮は、洗わずに置いておいたり、食品に付けたまま長い間置いておくと、 黒ずんだり緑青(ろくしょう)が出やすくなります。
とくに柑橘系ジャムなど酸性のものに付けたままにすると、 変色する可能性があります。
使用後はなるべく早く食品や汚れを洗い落とすのが肝心です。
3.使ったあとのお手入れ
◯中性洗剤で洗う
使用後は、やわらかいスポンジに食器用洗剤を付けて洗い、 水気をよく拭き取って乾かします。
◯やってはいけない洗い方
【食器洗浄機の使用】
サビや腐食の原因となるため、使用しない方がよいです。
4.困ったときの対処法
◯表面がくもってきたら
真鍮は、使えば使うほど表面が酸化し、 落ち着いた色合いへと変化していきます。
元の輝きを取り戻したい場合は、市販の金属研磨剤(メタルポリッシュなど)や 磨き布などで磨けば、元の輝きが戻ります。
◯緑青が出てきたら
食品に付けたままにしたり、水気が付いたままにしていると、 緑青という緑色のサビが出ることがあります。
緑青は、無毒・無害ですが、気になる場合は、 酢と塩を同量まぜた液を布につけて磨きます。その後洗い流して、よく水気を拭き取ります。
緑青(ろくしょう)とは
かつては有毒とされていたのですが、現在では、まったくの無害と証明されています。
真鍮とは
真鍮は、銅と亜鉛の合金です。
独特な輝きがあり、加工しやすく、 指輪やペンダントなどアクセサリーに使用されていることも多いです。また、抗菌作用や耐腐食性があり、カトラリーや食器にも使用されています。
使っていくうちに表面が酸化し、落ち着いた色に変化していき、味わいが増していきます。